中外写真薬品株式会社(株式会社久松計量器製作所製)の標準温度計(0〜50℃)です。「標準温度計」とは、原器的な意味を持つ「基準器」を所有する製作者が作り出すもので、現場で実際に使用する各種温度計のチェック用として用いられるものです。二重管で、極めて少ない経年変化とされるガラスと水銀が使われており、当然、製造時？(昭和56)の比較検査成績書がついています。したがって実際に直接現像タンクの液温を計ったりするようなものではありません。厳しい液温管理が求められるカラー写真の処理業務用のものです。両先端はゴムチューブで保護されています。長さは約30センチあります。木製くり抜きケースに入っています。保管には注意が必要です。古いものに神経質になられる方は購入をお控えください。お値引き交渉はご容赦くださいませ。